こんにちは、Rayです。
本日、群馬大学 数理データ科学教育研究センターが主催する第1回講演会を聴講しました。
講演会の概要は下記の通りです。
日時 | 2022年3月30日(水) 15:00〜17:30 |
開催方法 | Zoomによるオンライン開催 (講演会の模様を収録し,後日,視聴できるようにする予定) |
テーマ | 『データサイエンス・AIの過去・現在・未来』 |
登壇者 | 椿広計先生(品質工学会会長/統計数理研究所所長) 甘利俊一先生(東京大学名誉教授/理化学研究所栄誉研究員) |
主催 | 群馬大学数理データ科学教育研究センター(主催) 群馬大学ICTデータサイエンスコンソーシアム(共催) |
椿先生も甘利先生もデータサイエンス分野における第一人者ですので、かなり豪華な講演会でした。
データサイエンスの始まりから現在に至るまでの歴史を紹介するような内容が主でした。
甘利先生の講演は、ビッグバンを起点とした宇宙の始まりから、星雲や惑星といった秩序の形成、生物の進化についての話から始まりました。
とんでもなく壮大な話でしたが「なるほど」と思わせる語りは、さすが甘利先生でした。
その後、物理学や医学におけるデータサイエンスの歴史はもちろんのこと、夏目漱石などの文学者の話題も織り交ぜられるなど、他ではなかなか聞けない流れのお話だったので、とてもおもしろい講演でした。
「データサイエンスではS/N比を上げたがるが、芸術においてはノイズが大きいことも大事。ノイズがないのは芸術じゃなくて論文になってしまう。」
というような趣旨の夏目漱石に関するお話なんかは、特におもしろい視点でした。
公演後には椿先生、甘利先生、林邦彦先生(群馬大学理事,副学長)、松浦勉先生(群馬大学数理データ科学教育研究センター教授)の4名による座談会も開催されました。
群馬大学でデータサイエンス教育に力を入れ始めていることを話のきっかけとし、データサイエンス・AIのこれからについてお話しされました。
最先端のデータ解析技術を紹介するような難しい講演ではなかったので、一般の方でも楽しめる内容だったと思います。「講演会の模様を収録し,後日,視聴できるようにする予定」とのことですので、もしYouTube等で誰でも視聴できるようになったら、視聴してみてください。
公開されたらこのページにURLを掲載するつもりです。私自身も、椿先生の講演は後半しか聞けてないので、公開されたら聞き直したいと思います。
【2022年4月12日追記】
当日の公演の動画が下記のサイトで配信されているようです。
アカウント登録が必要というのは少し面倒ですが、興味がある方はぜひ視聴してみてください。
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